臨床工学科
臨床工学技士は医師の指示の下、生命維持管理装置を中心とした医療機器の操作及び保守管理を主な業務とする専門医療職種で、医療機器を通じてチーム医療に貢献しています。
当院の臨床工学科は2010年に発足され現在5名の臨床工学技士が在籍しています。
業務内容は、血液浄化業務・手術室業務・医療機器管理業務と幅広く行っており、職員対象に医療機器の説明会や医療安全研修も実施しています。
医療機器を通じて暖かい心のかよう医療を提供できるように、技術習得、知識向上に努めてまいります。
血液浄化業務
当院は、28台の人工透析装置を有しており多様な病態、ニーズに対応するため、HD(透析)をはじめ、オンラインHDF(血液透析ろ過)、CART(腹水ろ過濃縮再静注法)などを行っています。同一フロア内で個室治療が行えるため、急性期治療にも対応しています。
また、患者様のQOL改善のために、透析清浄化に力をいれており、当院の透析用水は透析液清浄化ガイドラインの基準を十分に満たしたものとなっています。
今年度よりInBody(体組成計)を導入しました。定期的に体成分分析をすることにより、水分管理や患者指導に役立てています。
手術室業務
手術室では、麻酔器、生体監視モニター、顕微鏡、眼科手術機器、電気メスなど様々な医療機器を用いて手術が行われています。
手術が安全に行えるように、機器の保守点検や術野の介助などを行っています。