循環器内科

概要紹介

当科は、当院の基本理念 “医療の公共性を重んじ、信頼される医療を通じて地域社会に貢献する” に基づいた内科系循環器疾患の診療、リハビリテーションを担当しています。

対象疾患は、心不全、不整脈であり、更には冠動脈疾患(狭心症、心筋梗塞など動脈硬化疾患)や心筋症の初期対応を含みます。また、冠動脈危険因子である高血圧、脂質異常症、糖尿病、痛風、肥満などメタボリック症候群といわれる代謝疾患です。

当科の特色

循環器担当の病棟で年間約150名の患者さんを治療していますが、中でも最近の高齢化に伴い、心不全、不整脈や腎障害の患者さんが増加しています。

デバイス治療は、徐脈性不整脈に対するぺースメーカー植え込み術や電池交換術を約34件行っています。

また、福岡大学病院などの急性期病院治療後(心臓血管外科の術後を含む)の患者さんをリハビリテーション目的の転院で33名と積極的に受け入れており、退院困難例に関しては当院の特徴である在宅診療や訪問看護への移行や近隣の介護施設への退院などを地域連携室が調整しスムースに行うことが出来ました。さらにコロナ感染禍ではありましたが、心疾患の患者さんへ積極的に行う心臓リハビリテーションは外来と入院を合わせて約330名に介入していました。

外来診療は、月~土曜日(土曜日は午前のみ)、非常勤医師(福岡大学病院循環器内科)を含めて1~2名/日の循環器専門医が診療しています。また、心血管疾患に対する心臓リハビリテーション、高血圧や肥満などの生活習慣病に対しては、外来通院による運動や食事療法を含めた多職種連携の治療を実施し、心血管疾患の一次・二次予防に努めています。

ペースメーカの説明

ペースメーカと不整脈

ペースメーカの植込みの適用には、洞結節(自然のペースメーカ)の異常で、洞結節からの興奮が起こらない、または起こりにくい状態や、刺激伝導系の途中が切れて、心室に興奮が伝わらないなどにより、脈が遅くなる疾患があります。

ペースメーカにはこのような徐脈性不整脈における調律の異常を補整します。

ペースメーカーと不整脈

ペースメーカ

心臓ペースメーカは心臓の動きを常時監視して設定されたレート(心拍数)以下になった場合は電気刺激を行い、設定レート以上に自己脈が出ると電気刺激を抑制するように設計されています。

ペースメーカー

医師紹介

星野副院長

星野 史博

副院長・診療部長・循環器内科部長
専門分野:循環器内科

資 格

  • 日本内科学会総合内科専門医・暫定指導医
  • 日本循環器学会専門医
  • 日本高血圧学会専門医・指導医
  • 日本病院総合医学会認定医
  • 日本プライマリ・ケア連合学会暫定指導医
  • 難病指定医

所属学会

日本内科学会、日本病院総合診療学会、日本循環器学会、日本高血圧学会、心臓リハビリテーション学会、日本プライマリ・ケア連合学会


白井先生

白井 和之

リハビリ科部長
専門分野:循環器内科

資 格

  • 日本内科学会認定内科医
  • 総合内科専門医
  • 日本循環器学会循環器専門医
  • 日本心血管インターベンション治療学会名誉専門医
  • アメリカ心臓病学会特別研究員

所属学会

日本循環器学会、日本内科学会、日本心血管インターベンション治療学会、    アメリカ内科学会、アメリカ心臓病学会