糖尿病・内分泌内科

診療案内

糖尿病は血液中のブドウ糖(血糖)の値が高くなる疾患で、世界的に急激に増加しています。治療は血糖値を正常近くに維持する血糖コントロールが基本ですが、初期には自覚症状がありません。この時期に適切に治療を開始しないで放置していると、体の色々な所に合併症がおこってきます。視力障害や失明の原因となる網膜症、血液透析が必要となる腎症に進行する場合もありますし、心筋梗塞や脳梗塞を起こす頻度は糖尿病でない人の約3倍高く、最近は骨粗鬆症(骨折)、認知症、悪性腫瘍などの発症が2倍前後高くなることも分かってきました。

当院では平成20年度に糖尿病・内分泌内科の新設に続き、平成26年度には外来部門を改修して健康増進・糖尿病センターを開設し、より充実した診療をご提供できるようになりました。現在日本糖尿病学会研修指導医3名(常勤2名・非常勤1名)を含め4名の医師で診療にあたっております。また糖尿病診療専門の看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士などを積極的に養成しています。糖尿病治療は食事や運動といった日常生活全般にわたる変革や改善が必要となる場合も多く、患者さんお一人お一人の状況に合わせた方法を、それぞれの専門性を生かしてご一緒に解決策を見つけていくように努めています。またセンターでは生活習慣病全般に対する診療も行っており、健康増進のお手伝いをしています。

内分泌疾患は、下垂体、甲状腺、副腎、副甲状腺、性腺などのホルモンを分泌する臓器の病気で、比較的まれと思われがちですが、高血圧症、貧血、肝機能障害、心臓の異常、浮腫などの原因となっている場合もあり、専門性を生かして診断を進めています。
どうぞお気軽にご相談ください。

医師紹介


柳田 育美

専門分野:糖尿病

資 格

  • 日本内科学会認定医
  • 日本糖尿病学会専門医

所属学会

日本内科学会、日本糖尿病学会、日本内分泌学会